第11番東大寺指図堂
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聖武天皇の勅願により建立された大仏殿をはじめとする東大寺の大伽藍は、治承4年(1180)、平重衡の兵火に関わって炎上、俊乗房重源上人がその復興に当たられた。上人は自らを「南無阿弥陀仏」と称するほど浄土信仰に篤く、法然上人は重源上人の招きにより再建途上の大仏殿で浄土三部経を講じられたとも伝えられる。東大寺は戦国時代に再度罹災、大仏殿再建を目指し大仏殿の大きな指図(さしず:設計図)を収めるお堂として指図堂が建てられたが、大仏殿復興の後、浄土宗徒の願いにより法然上人ゆかりの霊場として建て替えられた。
見どころ
大仏殿の西、勧進所の東側にあり、堂内には、墨染の衣で念珠を掛け合掌される法然上人(画像)がまつられている。建物は江戸時代のもので、正面五間、側面四間、広縁・向拝を配し、中央の正面には格子戸をはめているが、正面左右に一間の大きな花頭窓(かとうまど)を設けてこのお堂の姿を特徴付けている。また堂前には圓光大師二十五霊場の石標がある。
第11番 華厳宗大本山東大寺指図堂
住所 | 〒630-8211 奈良県奈良市雑司町406-1(大仏殿西隣) |
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TEL | 0742-22-5511(東大寺代表番号) |
FAX | 0742-22-0808(東大寺代表番号) |
WEB | http://www.todaiji.or.jp/ |
アクセス |
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