第20番誓願寺
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誓願寺は京都の中心地、新京極通りのど真ん中にある「浄土宗西山深草派」の総本山です。ご本尊は阿弥陀如来です。創建は、はるか飛鳥時代まで遡り、その長い歴史の変遷の中、「法然上人」「西山国師」「立信上人」と続く浄土門の聖地として…、また深い山間ではなく、「街の中にあるお寺」、「暮らしに密着した信仰の場=念仏道場」として人々に愛され続けてまいりました。
誓願寺は今も変らず京都の街の真ん中で、人々の暮らしとともにお灯明を灯し続けております。京都にお越しの折りには、是非一度ご参拝頂ければ幸いです。
見どころ
芸道上達の寺、落語発祥の寺として広く信仰を集めております。
世阿弥の作と伝えられる謡曲「誓願寺」は、和泉式部と一遍上人が主な役となって誓願寺の縁起と霊験を物語ります。
この謡曲の中で、和泉式部が歌舞の菩薩となって現れることが、能楽をはじめ舞踊など芸能の世界で尊崇され、江戸時代から誓願寺へ参詣するその筋の人が数多くありました。特に舞踊家が多く、文化・文政・天保(1804-44)のころに京都で活躍した篠塚流の祖・篠塚文三郎(梅扇)は、幸若の系を引く能楽的な色彩と歌舞的な色彩を調和させた優れた芸風を示したといわれ、天保年間には山村舞とともに京阪で大いに流行しましたが、彼ら舞踊家の中に誓願寺の和泉式部信仰がありました。そして、その信仰を昭和・平成の時代まで伝承した舞踊家がありました。
誓願寺には「扇塚」があり、芸道上達を祈願して「扇子」を奉納できますが、芸道上達の寺として、このような深い歴史的な意味が秘められているのであります。
また誓願寺第五十五世、策伝日快上人(1554-1642)が「醒睡笑(八巻)」を著作して落語の祖と仰がれておられることから落語発祥の寺といわれ、「扇子」との強い絆を保持しております。
年間行事
- 1月1日 修正会(0時)
- 1月15日 六阿弥陀廻向(11時) 説教(2時)
- 2月3日 節分会(10時)
- 2月8日 六阿弥陀廻向(11時) 説教(2時)
- 2月15日 涅槃会(2時)
- 3月14日 六阿弥陀廻向(11時) 説教(2時)
- 3月 春彼岸
- 4月 花まつり(府仏)
- 4月15日 六阿弥陀廻向(11時) 説教(2時)
- 4月23日~25日 御忌
- 5月18日 六阿弥陀廻向(11時) 説教(2時)
- 6月 和泉式部忌(1時半)
- 6月19日 六阿弥陀廻向(11時) 説教(2時)
- 7月 暁天講座(朝7時)
- 7月14日 六阿弥陀廻向(11時) 説教(2時)
- 8月15日 六阿弥陀廻向(11時) 説教(2時)
- 8月13日~16日 お盆
- 8月16日 精霊送り・盆施餓鬼
- 9月18日 開山歴代忌・六阿弥陀(2時)
- 9月 秋彼岸
- 10月8日 六阿弥陀廻向(11時) 説教(2時)
- 10月 策伝忌
- 10月 寺宝展
- 11月 別時念仏会(3時)
- 11月 十夜会(2時)
- 11月20日 西山忌
- 11月24日 六阿弥陀廻向(11時) 説教(2時)
- 12月 仏名会
- 12月 成道会
- 12月24日 お身拭式(1時)・六阿弥陀(2時)
- 12月31日 除夜の鐘
第20番 浄土宗西山深草派誓願寺
住所 | 〒604-8035 京都府京都市中京区新京極通三条下る桜之町453 |
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TEL | 075-221-0958 |
FAX | 075-221-2019 |
WEB | http://www.fukakusa.or.jp/ |
アクセス |
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ご拝観の際は事前ご連絡(予約)が必要です。