第23番清浄華院
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清浄華院は浄土宗八総大本山の一つで、貞観2年(860)に清和天皇の勅願により慈覚大師円仁によって円・密・戒・浄の四宗兼学の道場として御所内に創建された。院名の清浄華院には、浄土に咲く蓮の花のように清らかな場所という意味が込められている。
承安5年(1175)、浄土宗の開祖・法然上人は永年の研鑽の地である比叡山を去り、東山吉水の地に庵を結び専修念仏のみ教えを説かれた。その名声は後白河法皇の耳にも届き、上人を御所内に招いて教えを請われた。その後、高倉・後鳥羽天皇も上人の教えを受けられたご縁により当院が法然上人にあたえられ、以来浄土宗寺院として歩んでいくことになった。こうした経緯により、当院は慈覚大師を創立開山、法然上人を改宗開山として仰いでいる。
見どころ
境内・堂宇
当院の境内には、大殿(御影堂)、阿弥陀堂、御廟、大方丈、小方丈、不動堂、地蔵堂、総門、勅使門、鐘楼、納骨堂、是心堂などの建造物がある。大殿は御影堂とも呼ばれ、現在の建物は明治42年に木曾御用林の材を用いて再建されたもので、ご本尊は元祖法然上人の木像を安置する。この像は四十二歳の厄年に上人自ら彫られたと伝え、若々しいお顔である。右脇間の尊牌壇には清和天皇、村上天皇の尊像、ゆかりある皇族方々の尊牌が安置されており、陵墓や勅使門とともに皇室帰依の由緒を伝えている。
大方丈に安置される阿弥陀如来坐像は、平安時代の作で恵心僧都作と伝えられる(両脇侍は江戸時代)。小方丈には小埜雅章の作庭による光明徧照の庭とそれを臨む茶室などがある。また、大殿前には天明大火の供養塔や鎮守・山王権現社があり、大殿西側の納骨堂には骨仏が安置され納骨供養がおこなわれている。法然上人八百年遠忌記念事業として介護老人ホームつきかげ苑と是心堂が新築された。是心堂は当山五世向阿上人をお祀りするお堂として、参詣の皆様を迎える集会室や寺務所・受付を併設している。
年間行事
- 1月1日 修正会
- 2月 涅槃会
- 3月 春彼岸会
- 4月21日~23日 御忌会
- 8月16日 盆施餓鬼会
- 9月 秋彼岸会
- 10月 骨仏・永代祠堂法要
- 12月 除夜会
第23番 清浄華院
住所 | 〒602-0852 京都府京都市上京区寺町通広小路上ル北ノ辺町395 |
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TEL | 075-231-2550 |
FAX | 075-212-7211 |
WEB | http://www.jozan.jp/ |
アクセス |
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