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縁故霊場永観堂 禅林寺(えいかんどう ぜんりんじ)

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永観堂 禅林寺 1枚目
南無阿弥陀とばかり きくぞ身をかえぬ この世ながらの仏なりけり

禅林寺は、弘法大師の高弟真紹僧都(797―873)により貞観五年(863)に創建され、清和天皇より「禅林寺」の定額を授かりました。永観堂の歴史は、大きく三つの時代に分けられます。最初は真紹僧都から永観律師(1033―1111)が住職になるまでの約220年間で、真言密教の寺院としての時代です。次は永観律師から静遍僧都(1166―1224)までの約140年間。この時代は、真言密教と奈良で盛んだった三論宗系の浄土教寺院でした。永観律師は禅林寺の境内に薬王院という施療院を建てその薬食の一助にと梅林を育てるなど、窮乏の人達の救済に努力されました。禅林寺を永観堂と通称するのは、永観律師に由来しています。鎌倉初期、真言宗の学匠静遍僧都は浄土教の教えに帰依され、法然上人をこの寺の11代住職に推し、自らを12代としました。そして、法然上人の高弟証空上人(1177―1247)に譲りました。その後、証空上人の弟子、浄音上人(1201―1271)が住職になり浄土宗西山禅林寺派の寺院となりました。

見どころ

平安の昔から「もみじの永観堂」といわれ、古今集にも詠まれた紅葉の名所として知られています。また、国宝「山越阿弥陀図」など数多くの文化財が伝えられており、長谷川派の襖絵などはいつでも鑑賞することができます。重文に指定されているご本尊「みかえり阿弥陀立像」は左肩越しに振り返る珍しいお姿で、阿弥陀仏の慈悲を彷彿とさせるお姿として多くの人々に親しまれています。また、法然上人800回大遠忌を記念して400年ぶりに復元された極彩色の阿弥陀堂内の彩色も新たな見どころです。

  • 永観堂 禅林寺 見どころ1枚目
  • 永観堂 禅林寺 見どころ2枚目

年間行事

  • 1月15日 大般若会、六阿弥陀功徳日
  • 2月8日 六阿弥陀功徳日
  • 2月14~15日 念仏行道会
  • 3月14日 六阿弥陀功徳日
  • 4月15日 六阿弥陀功徳日
  • 5月18日 六阿弥陀功徳日
  • 6月19日 六阿弥陀功徳日
  • 7月14日 六阿弥陀功徳日
  • 8月1~3日 ご法主の緑蔭法話
  • 8月15日 六阿弥陀功徳日
  • 9月18日 六阿弥陀功徳日
  • 10月8日 六阿弥陀功徳日
  • 11月24日 六阿弥陀功徳日
  • 12月24日 六阿弥陀功徳日
  • 12月31日 除夜の鐘

「秋の寺宝展」は毎年11月上旬~12月上旬の約1カ月間に開催(年により開催期間がかわります)

縁故霊場 浄土宗西山禅林寺派永観堂 禅林寺

住所〒606-8445 京都府京都市左京区永観堂町48
TEL075-761-0007
FAX 075-771-4243
WEBhttp://www.eikando.or.jp
アクセス
電車でお越しの場合
  • 地下鉄烏丸線「京都」から、「烏丸御池」にて地下鉄東西線六地蔵方面行き乗り換え、「蹴上」下車、徒歩15分。
バスでお越しの場合
  • JR京都駅から市バス5系統で「南禅寺・永観堂道」下車、徒歩3分。
  • JR京都駅から市バス100系統で「東天王町」下車、徒歩8分。
  • 京阪電車「三条」から市バス5系統で「南禅寺・永観堂道」下車、徒歩3分。

※「秋の寺宝展」期間中は自家用車両の駐車はできません。ご注意ください

拝観事前要予約
団体

ご拝観の際は事前ご連絡(予約)が必要です。