特別霊場青龍寺
- 拝観事前予約
- 団体個人
青龍寺は比叡山西塔の北谷にある寺院で、開基は天台座主 慈恵大師良源(912~985年)と伝えられる。この地は大黒天出現の霊地である大黒滝があり、大黒谷と呼んでいたことから「黒谷」と呼ぶようになった。黒谷は比叡山の中でも別所と言われ、俗世と関わりを断ち切る隠遁の地として知られていた。
法然上人は若くして比叡山に登り天台宗義を修めるが、名利を求めず遁世して青龍寺において仏道修行に励むことを決意。18歳で黒谷の慈眼房叡空の房に入られ、聖僧としての道を歩まれた。以後、万民救済の法門を求めて経蔵に籠もり、五千巻にも及ぶ一切経を披閲すること5度、ついに1175年43歳の春、善導大師『観経疏』の「一心専念弥陀名号」の文により専修念仏の教えに到り、浄土宗を開宗されました。その後法然上人は比叡山を下りられ、悩める多くの民衆の為に念仏のみ教えを弘められた。
この事から、青龍寺は法然上人が25年に亘り修行究学された聖地として、法然上人二十五霊場の特別霊場に指定されている。
見どころ
本堂内部、正面には恵心僧都源信作とされる本尊 阿弥陀如来座像が安置されている。脇壇には釈迦如来像、十一面観音菩薩像をはじめ法然上人、叡空上人、真盛上人等の座像がある。
また、境内には報恩蔵と呼ばれる小さなお堂がある。これは法然上人が籠もった報恩蔵を復元したものであり、現在も一部の経典が収められている。
また浄土宗門学校の研修や、別時念仏の道場として多くの人々の信仰の場とされている。
特別霊場 比叡山黒谷 浄名山青龍寺
住所 | 〒520-0116 滋賀県大津市坂本本町4220 |
---|---|
TEL | 075-722-1300 ※電話回線不良により、繋がりにくい場合があります。ご用の方は知恩院(075-531-2111)へ。 |
FAX | ①075-722-1300 ②075-531-0099(知恩院) |
アクセス |
|
- 拝観事前要予約
- 団体個人
ご拝観の際は事前ご連絡(予約)が必要です。