霊場のご紹介Guide

第5番勝尾寺二階堂(かつおうじ にかいどう)

拝観事前予約
団体
勝尾寺二階堂 1枚目
柴の戸に 明け暮れ掛かる 白雲を いつの紫の色に見なさん

応頂山勝尾寺は古流記によれば創建は神亀四年(727)、善仲、善算の双子兄弟が草庵を構え
修業されたことに始まる。そののち天平神護元年(765)、光仁天皇の皇子開成が二師に出逢
い止住し、宝亀 6 年(775)七月十三日般若台に大般若経 600 巻を理経して一寺を創建し、
彌勒寺と号した。その後六代座主行巡上人が清和天皇の病気平癒を祈って、効験を示した事
より「王に勝った寺」として清和帝より、「勝王寺」の寺号を賜るが、寺院側は畏れ多いと
「王」を「尾」に差し替え、「勝尾寺」と号す。これより源氏、足利氏など、各時代の有力
者達が当山に勝ち運の祈り、以来「勝ち運の寺」「勝ちダルマの寺」として日々の参拝者が
絶えない。境内には勝ち運成就した勝ちダルマが所狭しと奉納されている。
二階堂は本堂の右手を東北へ 200m、高台の展望の良いところにある。法然上人が讃岐から
の帰途、証如上人の遺徳をしのび四年間留錫され念佛三昧の行に入られた専修念仏の道場
である。上人は承元 4 年(1210)3 月 21 日、二階堂で善導大師夢定御会見の奇瑞を得られ、
本尊はその折の両祖対面の尊影を映した壁板であって、念仏三昧すれば善導大師の御影を
拝することが出来るという。

見どころ

大阪平野の真北、新大阪駅より車で30分程に位置する。「花の寺」としても知られ、朱塗
りの山門より境内に入ると、其処此処に桜やシャクナゲ、アジサイが咲き、四季折々の景色
を観賞できる。山門から見上げる秋の紅葉は特に有名で約 8 万坪の境内一面モミジやカエ
デが赤や黄色に色付き、約 8 万坪の境内一面が真紅に染まる様子は、一幅の絵画を見るよ
うである。

年間行事

  • 1月1日~2月3日 新春特別祈願
  • 1月中 初詣・お正月
  • 1月28日 三宝荒神大祭
  • 2月中 試験合格祈願
  • 2月3日 節分
  • 3月中旬 春季彼岸法要
  • 4月中 法然上人御忌法要
  • 9月中旬 秋季彼岸法要
  • 10月29日 宮内庁 御正辰祭(初代座主の祥月命日)
  • 11 月中 夜間特別ライトアップ
  • 11 月中 無事成長祈願(七五三)
  • 11月21日 御影供
  • 12 月下旬 歳末ダルマみくじ集め
  • 12月28日 お焚きあげ法要(勝ちダルマ・古札など)
  • 12月31日 大晦日

毎月の行事

  • 18日 観音縁日法要

第5番 応頂山勝尾寺二階堂

住所〒562-8508 大阪府箕面市勝尾寺
TEL072-721-7010
FAX072-722-6665
WEBhttps://www.katsuo-ji-temple.or.jp/
アクセス
電車およびバスでお越しの場合

北大阪急行 箕面萱野駅下車、阪急バス 8 番乗り場から勝尾寺行き 勝尾寺停下車

車でお越しの場合

・吹田 IC(近畿自動車道・中国自動車道・名神高速道路)より約 26 分
・茨木 IC(名神高速道路)より約 22 分
・箕面とどろみ IC(新名神高速道路)より約 21 分
・池田 IC(中国自動車道)より約 33 分

拝観事前要予約
団体

ご拝観の際は事前ご連絡(予約)が必要です。